お悩み
そんな人にこそ手にとってみて欲しいのが、村上式シンプル英語勉強法という一冊。
この本を読むと、あら不思議、やる気が湧いてきます。燃えてきます。
なぜか?
その理由は、
- 筆者(元Google社長)が、英語学習の重要性についてアツく語っているから
- 具体的な勉強方法が紹介されていて、自分でもやってみようと思えるから
以上の2点です。
一冊読み終える頃には、なんというかエネルギーが満ち溢れてくる感じがします…
ということで、このページでは、そんなアツい本「村上式シンプル英語勉強法」をご紹介していきます。
目次
元Google副社長である村上さんが語る、英語の重要性
筆者である、村上さんは、こんな風に言っています。
「英語ができなきゃ、これからの時代話にならない」
「英語ができても出世はできないけど、英語ができないと出世できない」
「今現在、英語ができないということ自体、すでに追い詰められている状態なんだよ」
なかなか、厳しい…
しかし、これ、事実ですよね。
英語ができないとそれだけで、超マイナス。国際社会の中でビジネスしていくには、キツい、と。
英語ができないと、情報収集で遅れをとる
本書の中で、英語ができないとまずい1つの理由に、情報収集が上げられてました。
世界で今何が起こっているのか、一次情報をリアルタイムで手に入れるには、ある程度の英語力がマストです。
そこで遅れをとっているようでは、この世界で戦っていけないと。
すでに日本は、国際社会から取り残されている
それから、村上さん曰く、すでに日本は国際社会から置いていかれている、と。
例として、テレビでの街頭インタビューの話を上げていました。
「〇〇の問題について、あなたはどうおもいますか?」という英語での質問に、テロップが出るのは東京だけ。バグダットでも、ローマでも、パリでも、みんなインタビューに英語で答えています。そう、日本人だけが英語で答えていないんです。
ふぅ。。。
読んでくうちに、英語ある程度は使えるようになっておかないとマズいよな…って気持ちになっていきます。
さて、ではどんな方法で、英語を勉強していくのか?
ここからは村上式の勉強方法を、一緒に見ていきましょう。
村上式な、英語勉強方法の具体例
村上式の勉強スタイルは、必要最低限の勉強しかしません。
なので、なんというか大胆で、かつ戦略的なやり方なんですよね。
勉強項目は、
- リーディング
- 単語
- リスニング
- ライティング
- スピーキング
この5つの項目ごとに分かれているので、順番に見ていきます。
ちなみに、この5つの項目、全てを同時にやることが推奨されています。
村上式の英語勉強方法(リーディング編)
まずはリーディング。
英文を読めるようになるために、300万語読みましょうと言われます。
いきなりスパルタです笑
ちなみに、「英語が読める」というのは、「日本語に訳して読む」ということではなく、「英語を、英語のまま理解する」ということです。
つまり、例えば、
という文章であれば、
という感じで読んでいくということです。
もちろん最終的には、日本語を一切挟まずに、
このまま、英文のまま、理解するところを目指します。
慣れるまでは、大変。しかし300万語読んだら、英語を英語のまま理解できるようになる、と。
ちなみに、300万語というと多く感じますが、これは小説にして30冊、ノンフィクションで15冊程度です。
村上式のオススメな本は、会話の多い探偵系の小説。
具体的には「スペンサーシリーズ」がオススメされていました。
ちなみに、読む際のルールとして、
この2点が上げられていました。
これは、英語を聴くときと同じ条件で読むためです。
ネイティブと会話するとき、わからない単語とかあってもわざわざ聞き返さないですよね。
それと同じ感じで読んでいくわけです。
また、S(主語)とV(動詞)の特定ができれば、ほぼ読めたことにするって感じでOKだそうです。これぞ、最低限のことしかやらない、まさに村上式な勉強方法。
村上式の英語勉強方法(単語編)
次、単語です。
個人的には、これが一番衝撃的でした。
村上式の単語の覚え方は、毎日1万語眺める、です。
正直、正気の沙汰じゃないと思いました笑
しかし、英語はつまるところ、単語力だと、村上さんは言います。
とにかくなんども眺めることが、記憶につながると。
だから、毎日1万語。
1語を1秒で見るとすると、1万語でおよそ2時間45分。
スキマ時間とかも使って、これだけの量をこなせと。
1万語という数字は、それだけ覚えればビジネス英語に困ることはないというレベルとのこと。
いや、しかしハードです。
流石に、これは私は無理だと思いました…
村上式の英語勉強方法(リスニング編)
次、リスニング。
これは、リーディングと近くて、量です、量。
1000時間聴きましょう、という方法です。
しかし改めて今思いましたが、村上式の英語学習は「数字」が明確でいいですね。
村上式では、リスニングは、耳の筋トレと捉えます。
日本語と違って英語には子音だけの音節が存在します。
低周波(母音)に慣れきった日本人の耳で、子音の高周波は非常に聴き難いのも当然でしょう。これが私たち日本人が英語をなかなか聞き取れない理由です。
つまり、英語が聴こえるようになるには、耳を鍛えて高周波を聞き取る力をつけるしかない。だから、リスニング力を身につけるために必要なのは、勉強ではなく耳の筋トレ。
ということで、毎日1時間は聞く、と。
これを3年やれば、1000時間に到達です。
ちなみに素材は、ネイティブスピードのもので、負荷をかけてやります。
で、週に1度は初級レベルのものを聞く。そうすると、初級レベルのものは、あら不思議、聴こえるようになると。まさに筋トレですね。
村上式の英語勉強方法(ライティング編)
さて、ここからアウトプット編。
インプットは力技な感じがスゴいですが、アウトプットは、何というかより戦略的な感じになります。
まず、「ライティング」です。
村上式では、ライティングは、ほぼ諦めます笑
というか、英借文という方法でいきます。
名前の通り、英文をいろんなところから拝借して、それを組み合わせて使っていくと。
なぜかというと、村上さん曰く、ライティングは、日本人には無理だから笑
一見ずるい感じのテクニックにも思えますが、日本語でも、ビジネスメールとかの場合、テンプレ拾ってきて使ったりしますよね。
ということで、日頃から使えそうな英文を見つけたら、ストックしておきましょう。
村上式の英語勉強方法(スピーキング編)
最後、スピーキングです。
方法は2つです。
②自分自身に関する話と、自分の関心ある100の文章を暗記する
①基本の5パターンを覚える
日常の会話では、
- 挨拶する(Helloなど)
- 依頼する(Could you please〜?など)
- 質問する(疑問形)
- 意思を伝える(I’d like to〜など)
- 相手の意向を聞く(Would you like to〜など)
この5項目以外、遭遇しないので、とりあえずこれら5パターンの表現を覚えておけばなんとかなると。
②自分自身に関する話と、自分の関心ある100の文章を暗記する
もう一つは、自分自身に関する話と、自分の関心ある100の文章を、英語で作っておいて、それを丸暗記しておく、という方法。
アウトプットストックを、作りためておくってことですね。
そうすることで、どんな話題でも、自分の100の文章のどれかに強引にでも持っていって、会話を成り立たせる、と笑
ちなみに1つにつき、3行くらいでOKだそうです。
自分のことを話すのって、日本語でも言葉に詰まったりすることもあります。英語で話すとなったら、なおさら。ということで、この方法、確実に有効な気がします。やろう。さきほどの「英借文」と、組み合わせてできますね。
村上式、英語発音の練習方法
ちなみに、発音の練習方法も面白かったので、最後に紹介します。
村上式では、朝晩にボイストレーニングをします。
具体的には、ABC…というアルファベットを、朝起きた時と、夜寝る前に、毎回10回声に出していうと。
その際、喉の奥から、お腹に力を入れて。正しい発音で。
これを続けると、喉の奥全体が響くような野太い低い声になってきます、ということです。
確かに発音を必要最低限で整えるとなると、小手先のテクニックより、ボイトレの方が効果あるのかもしれませんね。
村上式の英語勉強方法を、どう活用していくか?
ということで、以上、「村上式シンプル英語勉強法」についてご紹介してきました。
村上式の英語勉強方法、いかがだったでしょうか。
これらの方法は、村上さん自身が、3年間ありとあらゆる勉強法を試した結果行き着いた方法ということです。
ちなみに、50冊ほど読んだ本から編み出されているらしい。
30年前の方法なので、インターネットを利用するような方法は出てこないし、これがベストな方法かどうかは、人によって解釈が異なると思います。
しかし、本質を突いている方法も多いので、これはイイなと感じるものがあれば、とにかくまずは真似してやってみるというのがいいのではないでしょうか。
ちなみに、試す前に、一度この本読んでおきましょう。
ページ数は少なく、グッと凝縮されてるタイプの本なので、サクッと読めます。
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