本サイトにはプロモーションが含まれています

【英語の歴史】2つの意外な事実に、驚きを隠せない!オススメ本も紹介

英語 歴史

世界で、もっとも「グローバルな言語」である、英語。

そんな英語が、これまで一体どんな歴史を歩んできたのか、気になりますよね。

私も興味があって、一冊本を読んでみたところ、

①英語は、イギリスで生まれたわけではない
②英語は、いろんな国の言語を借用してきた

といった、驚きの事実を知りました。

このページでは、そんな興味深い英語の歴史を分かりやすく解説していきます。

読み終わった頃は、英語がもっと好きになるかも!

歴史①英語は、ヨーロッパから持ち込まれたものだった

英語 発祥

私はずっと、英語は、「イギリス」の地で誕生したものだと思ってました。

しかし、実際は、ヨーロッパから持ち込まれた言語だったのです。

かつてヨーロッパには、ゲルマン民族の人たちが住んでいたのですが、彼らが話していたのが、「英語」でした。

そんな彼らが、今から1500年くらい前に、イギリスに渡ってきたんですね。

その結果、英語が持ち込まれた、と。

意外ですよね。ちなみに、「英語」は、ヨーロッパの「オランダ語」や「ドイツ語」と、仲間なんです。

これらは、同じ共通の言語(ゲルマン基語)から、派生した言語。

例えば、「父」という単語を見てみると、

単語「父」の比較
・father(英語)
・Vater(ドイツ語)
・vader(オランダ語)

似てますよね!

歴史②英語はいろんな国の言語を、借用してきた

英語は、イギリスに渡ってから、様々な国の言語を、借用してきました。

例えばどんな単語が借用語なのか、見ていきましょう。

ラテン語

まず、ラテン語

6世紀末頃、キリスト教が伝わってきたとき、聖書はラテン語で書かれていました。

なので、ラテン語がたくさん入ってきたんですね。

例えば、

ラテン語からの借用語
・angel
・candle

といった単語が、それにあたります。

北欧語

8世紀末以降、イギリスに、北欧から「デーン人」が侵略してきました。

そんな彼らの北欧語からも、英語は借用しています。

MEMO

当時の北欧語(古ノルド語)は、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語の祖先にあたります。

例えば、

北欧語からの借用語
・call
・die
・smile
・take
・want

これらは、北欧語起源。

こんな、英語っぽい感じの単語も、実は英語じゃなかったなんて、驚き…!

それから、

北欧語からの借用語
・they
・their
・them

という「3人称複数代名詞」も、まさかの北欧語由来。

こうした文法語が外国語から借用されるのは、かなり稀なことらしいです。

フランス語

実はイギリスでは、英語が表舞台から姿を消した時期が、200年ほどあります。

それは、1066年の「ヘイスティングズの戦い」で勝った「ウィリアム王子」が王位に就いたことで起こりました。

なぜか?

彼が、フランス語を話す人間だったからです。

そのフランス語時代、英語は「フランス語」から1万語ほど借用しました。大量!

例えば、

フランス語からの借用語
・money
・religion
・army
・war
・fasion
・diamond
・onion
・peach
・parent

などなど、たくさんあります。

アラビア語

また、イスラム圏への十字軍の派遣により、アラビア語からも借用しています。

アラビア語からの借用語
・alcohol
・lemon
・sugar

などが、それにあたります。

オランダ語

さらに大陸との交渉の活発化により、オランダ語イタリア語からも借用しています。

例えば、オランダ語からは

オランダ語からの借用語
・yacht
・landscape
・sketch

といった単語を。

イタリア語

イタリア語からは、

イタリア語からの借用語
・studio
・piano

などの単語を、借用しました。

外国語をたくさん借用した結果…

様々な国から「単語」をたくさん借用した結果、英語は、類義表現が豊かになりました。

そして、微妙なニュアンスの違いを表すことができるように!

しかし一方で、デメリットも。

同じ意味を表す単語でも、全く異なった単語が存在し、結果として複雑になっています。

例えば、英語で肉体は「body」ですよね。

でも肉体労働は、「physical labor」となります。

「body」と「psysical」って、全然似ても似つかないですよね…

これなんでかっていうと、physicalは、ラテン語(その元をたどればギリシア語)からの借用語だからです。

だから、同じ意味でもここまで違うんですね。

なぜ英語が、国際語となったのか

そんな英語ですが、皆さんご存知の通り、今や国際語となっているのは、

イギリスが帝国主義によって、世界中にたくさんの植民地を作ったからです。

それによって、英語は世界に広まっていきました。

アメリカ英語とイギリス英語は、なぜ違う?

アメリカ英語 イギリス英語

アメリカの言語が英語なのは、簡単に言うと、英語を話すイギリス人がたくさん移動したからです。

じゃあなんで、あんなにアメリカ英語とイギリス英語は違うの?というのも気になりますよね。

発音はまだしも、スペルが違う単語もたくさんあります。

これには実は、理由があります。

ノア・ウェブスターという、アメリカの辞書編集者がいるのですが、彼が、スペルを簡単にして、より発音に近づけようとしたからなんです。

例えば、中央という意味の、「center」

これ、イギリス英語だと、「centre」です。

eとrの位置が、ひっくり返ってますよね。

センターという発音を考えたら、確かにアメリカ英語の「center」の方が発音通り。おもしろ!

歴史を知ると、英語がもっと好きになる

以上、英語の歴史、借用語についてなどを見てきました。

私は、この歴史を知るまでは、

英語が中心にあって、その影響を周りの国の言語が受けているんだと思ってましたが、真逆でしたね。

こういう話を知ると、ラテン語とかフランス語も勉強したくなってくる!

以下の記事もオススメです


英語 勉強 本

【英語学習法がわかる本】実際に読んだ9冊の中で、おすすめはコレだ!