お悩み
そんな思いで、良さげな本を探してますか?
私も現在、「発音の本をバシバシ読んで、吸収していくんだ〜!」と、燃えているところ。
で、1冊目に手に取ったのが、「オドロキモモノキ英語発音」という本です。
著者は、アメリカのテネシー州立大学で、言語学博士号などを取得している、藤澤 慶已さんという方。
どうやらとても人気の本、ということで、読んでみたのですが、「あはーん」と目からウロコな話といくつも出会えて、大満足でした。
ということで、この本がどんな本なのかご紹介していきます。
目次
「オドロキモモノキ英語発音」は、発音本の一冊目に最適
「オドロキモモノキ英語発音」を読み終わり、私は思いました、
これは一冊目の発音本として最適だな、と。
理由は、5つ。
順番に、説明していきましょう。
①ややこしい発音記号が出てこない
まず、「発音記号」が一切出てきません。
発音記号ってややこしいですよね、あれ見ると一気に「うわ…なんだかよく分からない」ってなりがち。
なぜ発音記号が出てこないかというと、著者の藤澤さんは、
「日本人には、日本語の発音のクセがある。だけど、発音記号に沿った練習には、その部分の配慮がない。だから、発音記号を使ってやる勉強方法は、難しいんだよ」
といったようなことを、冒頭で言っています。
まずは発音記号は置いておいて、「日本人の発音のクセ」を考えた上での習得方法を学んでいこう、というのがこの本の趣旨。
②日本人の発音のクセを考えた上での、発音方法
で、その「日本人の発音のクセ」を考えた上での習得方法でやってみると、あら不思議。
一気に、自分の発音が改善されます。
驚きました。
まさに「オドロキモノノキ英語発音」という本のタイトル通り…
一気に改善できるので、「やばい私、発音上手くなっちゃうんじゃないコレ!?」と、テンションが上がってきます。
この感覚、大事ですよね。
「やれば、できそう」という感覚を持てると、勉強を続けていく気持ちが固まります。
詳しい方法については、後述します。
③音声も、もちろんあり
突然ですが、もしかして、
こういった不安、持ってますか?
実は私も最初そう思ってたのですが、「音声」がついてくるので、その点は安心です!
紙の本ならCDがついてくるし、kindleなら、音源をウェブからダウンロードできます。
しかも、この音声が、「日本人の発音」と「ネイティブの発音」の比較があったりして、分かりやすい。。
④最初に知っておくべき「子音」の重要性について教えてくれる
それから、「子音」の重要性について、丁寧に教えてくれるというのも、この本を一冊目に読むべき理由の1つ。
「子音」の重要性は、発音を学び始めるスタート地点の段階で、知っておきたい話。
こちらも詳しくは、後述します。
⑤他の発音本と比べてみると、易しい
最後は、本のとっつきやすさ。
いま私の手元に、他に3冊の発音の本があるんですけど、それらと比べると、かなり易しい内容です。
こんな感じです↑
イラストが多いし、文章量もそんなに多くない。
スムーズに読み進めやすいです。
一番大事なのは、子音の強調!
さて、ということで、「オドロキモモノキ英語発音」が1冊目の発音本として最適な理由を話してきました。
では次に、まずは先ほど④であげた、「子音」の重要性について、詳しく見ていきましょう。
英語は子音が8割
まず、子音と母音って何かご存知ですか?
子音:それ以外
こうですね↑
で、実は日本語って、母音が60%を占めてるんです。
一方、英語の母音が占める割合は、なんと、たったの20%くらい。
つまり英語は、「子音」が、80%を占めてるんです。。
日本語と全然違いますよね。
つまり、「母音」が得意な日本人は、英語を話すときも「母音」を強調しちゃうクセがあるから、
その分、「子音」を、意識して強調する必要がある、と!
どうやって子音を強調するか
さて、では、どうやって子音を強調するのか?
1つ例を見てみましょう。
例えば、「man」という単語。
ではちょっと、ここで、クイズ。
口に出してみてくださいね。
さて、あなたは、どんな感じで発音しましたか?
「マーン」って発音したんじゃないでしょうか?
実はそれだと、MAAAAANって感じで、ア(母音)を、強調することになっちゃってるんです。
これじゃ、ダメなのです。
そうじゃなくて強調すべきは、子音の「M」の部分。
つまり、ンーMANという感じで発音するのが、正解。そうすることで、一気にネイティブらしくなります。
面白くないですか?
こんな感じで、伸ばせる子音(M、N、C/S、F/Ph、Sh)に関して、ひとつずつ詳しく説明があります。
それから、伸ばさずに爆発させる子音(P、T、B、Ch、C/K、D、G、J、V、Z)というものについても説明があって、めちゃくちゃ勉強になります。
ネイティブの発音方法をそのまま真似するのは、日本人には難しい
さらに、日本人が苦手とする「R、L、W、Y、H、Th」に関しても、「日本人の発音のクセ」を考慮した上での発音方法を教えてくれます。
これは、先ほど②であげた話です。
まず、そもそも、日本人と欧米人では、言葉を話すときに使う、顔や舌の筋肉が違います。
なので、ネイティブの発音方法をそっくり真似するのは、難しいから避けるべきなんですね。
その代わり、日本人が無理なくできる発音方法でやろうじゃないか!ということです。
日本人が、実際にやりやすい発音方法
例えば、「R」を見てみましょう。
Rは、「舌を口の中で丸めて、どこにもつかないように発音しましょう」というのが定説ですが、
これなぜかというと、ネイティブは、そもそも口の中で舌を動かしまくって発音しているので、舌を巻いて、舌の動きを止める必要があるからなんです。
でも、よく考えてください。
日本人は普段、舌をそんなに動かしませんよね。。
なので、わざわざ丸める必要はない、と!
じゃあどうすればいいのか?
答えは単純で、Rの前に「ウ」をつけて発音すればいいだけ!
redだったら、ウredという感じで。
本当にそうするだけで、かなりネイティブっぽくなります。驚きです。
他にも、発音に関する役立つ情報がいっぱい
「オドロキモモノキ英語発音」では、ここまでで紹介してきたもの以外にも、
・リエゾンについて
・英語のリズムについて
などなど、役立つ情報が盛りだくさんです。
しかも全部、とっつきやすい。読みやすい。
そして、練習に使える「フレーズ」も、いっぱい載ってます。
さらにさらに、名言の英語verや、
こういった↓「空耳英語」という、
ちょっとふざけたコンテンツもあったり笑
肩の力を抜いて、勉強できます。
まとめ
ということで、「これから発音を学んでいくぞー!」って燃えてる人は、まず一冊目に読んでみましょう!
発音矯正へのハードルが、グッと下がるはす。
ちなみに、発音矯正は、本も役に立ちますが、「オンライン英会話」も並列して使った方が効率がイイです。
なぜなら、自分が正しい発音ができてるのか、本だけでは確認できないから。
せっかく勉強してるのに、間違ったまま練習してたら、後悔しかない…
私は、「hanaso」というオンライン英会話スクールを使ってます。
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実際に毎日レッスン受けてますが、正直めちゃくちゃ良いです。
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